2015-05-30

「先生、お暇でしたら少しお話ししませんか」
「君には僕が暇にみえるのかな」
「先生はいつも暇そうですけど」
「忙しさをアピールするほどの暇がないというだけだよ」

2015-05-29

余計

余計なことに頭を使わないとバカになる。

それがつまりぼけるということだ。

2015-05-28

電子書籍

電子書籍が紙の本を真似しているうちは
電子書籍がメジャになる望みは薄いだろう。

ページをめくるジェスチャに演算を費やすより、
電子書籍でしかできない機能に注力すべきだ。

そのためには、まず人間の方が変わる必要がある。

さらにその前に必要なのは、変わるべき方向を
指し示せるだけの画期的な案を発想できる人材だろう。


・ページという概念がそもそも必要なのか。
 ウェブページはスクロール形式になっているものも多い。
 逆に、紙の本では、ページという制限を利用した表現も
 ありうるだろう(たぶん誰かがやっている)。
 スクロール形式では、行間やスクロール速度制限等で
 時間の進み方の表現ができる。
 例えば、森博嗣のスカイ・クロラシリーズでは、各行の文字数によって
 スピード感を出している。
 電子書籍では、あるシーンでは文字を自動スクロールすることで
 スピード感を表現することもできるだろう。
・文字サイズが可変であることと、段組のデザインの兼ね合い。
 アクセシビリティの観点からは、文字サイズを読者が自由に
 変えられるのは大事である。
 一方で、書籍のデザイナとしては、どこで改行されるか等、
 文字サイズの変更によって崩れてしまうデザインもある。
・広告のリアルタイム表示。
 広告どころか、書籍の内容すらリアルタイムに更新できる。
 ある時間帯、季節にしか現れない文章というのもあってよい。
・同時進行する物語の表現の幅。
 人間側の認識的、身体的制限から、一度に読める文章は一つという
 人がほとんどであろうが、同時進行している物語の表示の仕方によっては
 紙の本では不可能だった同時性の表現ができるかもしれない。

2015-05-22

miso juice

ジュースとスープの話を受けて。

「先生、それだとお味噌汁はジュースになってしまいませんか」
「日本人にとってお味噌汁は飲むものです」
「それにスプーンも出されないね」
「でも味噌汁がスープでなくてジュースだったら何か問題かな」
「多くの人はお味噌汁がジュースであることに違和感を覚えるはずです」
「英語だとミソスープですし」
「それに、作った人はどちらかと言えばスープだと思っているはずです」
「僕は味噌汁がスープであるということにも同じくらい違和感を覚えるけど」

2015-05-21

質問

「質問かな?」は「質問ではない。」ではない。

―質問ではない。

waifu2x

waifu2xがすごいのは、これまで人間が脳内で
しばしば無意識のうちに自動変換していた内容を
Deep Convolution Neural Networksで
実現可能だということを示したことであると思う。

2015-05-20

「怒ってる?」というセリフは相手を怒らせたいときに便利である。

興味深いことに、このセリフは異性に対して使われることが
圧倒的に多い気がする。

不可逆

ある種の不可逆さというか、不平等さみたいなものは
どこにだって転がっている。

口早にホーチミンっていうと栃木に聞こえるのに、
その反対は聞こえない、みたいな。
まあ、つまりは受け取る側の問題ってこと。

2015-05-19

美人に懇願

「美人に懇願と聞いて何を思い浮かべたかな」
「うーん、泣きっ面に蜂、ですかね」
「僕は釈迦に説法だったよ」
「それにしても君は男性に対して恨みでもあるのかな」
「女性の大半はそうだと思いますが」

point of view

世の中にはいろいろな見方がある。

全く同じ情報源から、見方に応じて
幾通りもの結論が導かれるというのはままあることだ。

各国の公式見解、マスコミの報道、ネットの書き込み、噂話。
結局はどれも一つの見方でしかないのだから、
より多くの見方に触れるのが一番の自己防衛に
なるのではないかと思っている。

極端に右に左に寄った議論でさえ、
寄っているからというだけで避けるのもまた
自己を危うからしめる要因たるのでは。


何をもって一次ソースとするかというのは
かなり難しい問題ではないかと思う。
可能なのは、その社会で前提してもよいという共通見解が
ある程度得られている情報を、
取り敢えずの一次ソースとみなす、ということだけだ。
求められているのは、受信する側にとっての
そのソースに対する信頼性ということなのだろう。
(例えばWikipediaを参考文献として用いることの問題は、
記事に対する文責の不透明性である。)

時と場所が変わればいくらでもその根拠は
揺るがせられかねない。


―――大阪都構想をめぐる賛否両側の記事を読んで。

2015-05-17

-aze

五里霧中
Haze in the maze.

Cry, Yummy Kiss, Sold out Kiddy

「暗闇・キッス・それだけで」読了。


ジュースとスープの違いは
前者が飲むものであるのに対し
後者が食べるものである点にあると思うが、
その認識は作った人間に託されている。

一緒にスプーンが出されればスープ、
出されなければジュースというあたりに
料理人の意思表示を汲み取るべきなのだろう。

2015-05-15

money

お金とは芸術品のようなものだ。

一種の共同幻想であるが、
その価値を評価するのが国家であるために、
国家が所与のものだと認識している多くの人には
幻想には見えづらい。

2015-05-09

たまこ

たまこラブストーリーが名作だった。

たまこラブストーリー2大泣けた場面。
 ・「みどちゃん、今、ちょっといいかおしてますよ。」
 ・ラストの糸電話で暗転
最近、本当に泣けるから困る。

2015-05-01

p[ra]int

printとpaintが一文字違いというのは興味深い。

YouTubeのファビコンの色が変わった気がする。
どぎつくなっている。

以前のように死んだ色の方が好みだったのに。