2015-07-10

自動翻訳

英語の翻訳をしてみるとわかるが、
翻訳という作業は階段を何段か登って別のルートから
降りてくるような作業であるから、現在実装されているような
単語を一対一対応させたり、コンテクストに応じて
対応させる単語を変えたりする程度では大分限界がある。
インド・ヨーロッパ語族同士のように、文法構造が似通った言語
の間であればまだしも、日本語と英語のような場合は絶望的だ。


RBMを何層も重ねたようなかたちにして、
 表現の層⇔文法構造の層⇔意味の層
のような階段をある程度上まで登ってから、別のルートで降りる。
富士登山で、山梨側から登って静岡側に降りるような。
言語構造が近い場合は、あまり上まで登らなくても
すぐに同じ層に辿り着けるからすぐに降りてこれる。
果たして日本語と英語は意味の層まで登りつめれば
同じ所に辿り着けるだろうか。
だんだんサピアウォーフの仮説みたいな話になってきたな。

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